所で、周りのリボンに影を入れていると、
昨日の夜、急にお腹が痛くなって入院したんだけど
Tomからの電話です。
「エッ！！」 「今は痛みが落ち着いてるんだけど」 「石？」
「胆石が動いたみたい」 もう何年も前からあった石です。
「病院は？」 「サミティベート。部屋に冷蔵庫やシャワーが付いてて
ホテルみたいだよ」 入院の言葉に驚きはしたものの、呑気そうに話す
声の様子からすると、大した事はなさそうです。
パソコンを開いて胆石について検索していると、 再びTomからの電話
「痛みがおちついているので、日本に帰って手術をする事も出来るけど次
にまたいつ痛みが来るか・・・」 「手術？？？」 大した事はないと思っ
ていたのに・・・
「どんな手術なの？」
「お腹に３ケ所穴を開けてそこから内視鏡を入れて取り出すみたい」
「検査はしたの？」 「血液検査と、レントゲンと、エコー」
絵を描いている場合じゃありません。 今夜の便か、翌日便を検索。
でも、直前の便は検索出来ないサイトが多く、 僅かな空席があっても3連
休直前でかなり高い。 いくつかの航空会社に直接電話すると、 ビジネス
クラスが数席ございますとの回答。値段を聞いてびっ くり。40万円以上
です（＞＜） （連休をはずせば、エコノミーなら燃料サーチャージや
諸費用込みで6～７万位)
以前、旦那様が胆嚢除去手術をした事のある生徒さんに電話を してみ
る。手術前の検査は？手術は？手術後の食事や生活は？
手術は、Tomが言っていたのと同じようお腹に穴を開けてとり出す腹腔
鏡下胆嚢摘出術で、入院は1週間程だったそうです。
悪い病気ではないし、タイの医療水準は日本より進んでいるから心配は無
いと思いつつ、航空券の検索を続けていると、 再びTomからの電話
「午後から手術になりそう。これから心電図。」
「部屋は？」 「3418号室」 「無理して来なくても大丈夫だよ」
そうは言われても、こんな時こそそばにいたい。
自力で航空券を探すのを諦めいくつもの旅行会社に1番早くバンコクに到
着する便を電話問い合わせ。
やっとおさえたのは、明日の午後4時30分発のチャイナ航空。 台北経由
の乗り継ぎ便。
バンコクに到着するのは、日付が 変わった深夜1時10分です。
日本国内なら直ぐに行けるのに・・・
海外だとこんな時辛い。
Tomの携帯電話に到着時間を伝えるメール。 E-ティケットが届いたの
は、この日の夜9時過ぎでした。
2月9日（水） Tom 手術後1日目
朝、目が覚めると雪がちらついています。昨日まで雨も雪も降らず観測史
上2番目の乾燥注意報が出てい たのに、気分が落ち込みます。
手術を終えたTomから朝、電話がありました。
手術は昨日の夜行われたようです。
喉が痛いようですが、 「無理して来なくても大丈夫だよ」の後電話が
無かったので、心配してたけど、声を聞いて一安心。
空港から病院までは、メータータクシーで行って、後は何とかなる
か・・・と、思っていたんだけど、 私のメールを見たTomが、空港まで
の足を手配してくれました 。
成田までは今回もONライナー。11時20分発です。
娘の車で大宮そごう前まで送ってもらう頃には雪も止んでいました。
（娘も昨晩はいろいろ考えて寝付けづ、夜38℃の熱が出たようです。）
2月10日（木）Tom 手術後2日目
今回お世話になったサミティベート病院は、 駐在を始めた頃に予防接種
でお世話になった病院です。
空港まで迎えに来てくれたTomのドライバーのAさんが病室まで 案内して
くれました。もう深夜2時をまわってます。
部屋は個室で、奥の方で、点滴を付けられたTomが横になってます。
ナースコール以外にもこんな電話
ホテルのようです
日本時間だと、も～4時・・・私もソファーベットで横になり、お休みな
さい。 さすがに疲れました。
ソーファーベット
冷蔵庫・電子レンジ・ポット
その奥の扉を開けると、洗面、シャワー、トイレ
朝、看護婦さんが入って来た足音で目が覚めると、血圧や体温 を
測っています。簡単な日本語と英語とタイ語を交えたやり取り。
今朝の食事は重湯とスープ。
起き上がると、お腹の傷口より肩に激痛
があるようだけど、後遺症なのだとか。内科の担当医と通訳、看護婦
が経過を診に来ます。
医師の質問（タイ語）を日本人スタッフが通訳してくれます。
その後、外科の担当医と看護婦も来て同じような質問。
お腹はさわっているものの、消毒もなく、傷口をふさいである
バンドエイド＋オブラートのようなもの（防水シート）は、そのまま。
2月11日（金） Tom 手術後3日目 退院
今日はベットから起き上がり、イスに座って食事。
まだ点滴は外ずれづ、肩の痛みも強い
ようですが、それ以外に 問題はなく
退院後の食事や生活についての注意を受け退院。
薬もありません。
傷口をふさいであるバンドエイド＋オブラートのようなものは 、
相変わらずそのままで、明日からシャワーもOKだそうです。
退院２日間は、階段の登り降りも２段までと言われました。
2月12日（土） 手術後4日目 自宅でのんびり
まだ、肩や傷口は痛むようです。
食事はお粥にしたのに、断られうどんに。
2月13日（日） 手術後5日目 近くを散歩
バンコクの気温は35℃前後・・・
だけど、のんびりしていられないのがTom。
地下鉄1駅分を1時間ほどかけて散歩して来ました。
2月14日（月） 手術後6日目 今日から出勤
2月18日（金） 退院1週間後の検診
経過は順調のようです。傷口は縫ってなかったようで、
抜糸もなく、ふさいであったテープも剥がされ
すっきりした様子です。
食事も昼は、タイ料理ですから油も入っていますが、
お腹を こわす事もなく胸焼けもなさそうです。
でも、胆嚢が無くなって脂肪の消化を助けてくれる働き（胆汁）が無いわ
けだから、もうしばらくはお腹と相談しながら、だんだんと、慣らしてい
こうね。いつか、もう大丈夫と思えるよういなったら、Tom の好きなプ
ライムリブを食べに行こう。
来月1日で結婚30周年・・・
これからは、今まで以上に健康に気をつけて
二人一緒に元気で金婚式を迎えようね。
2011/3/1
娘がデザインオーダーしてくれた、Tomの好きなモンブラン
と私の好きなシュークリームとのコラボケーキ (*^-^*)
